どうも、Kです。この記事は消し飛んでしまってバックアップもなかったので再度記事を書き直したものになります。
さて、本題に入りますがこのpwnagotchとはそもそもどう言ったものかを説明していきます。
pwnagotchiはWi-Fiを使ったおもしろガジェットです。どう使うかと言いますと、Wi-Fiの脆弱性をついてその情報を収集しつづけるシンプルなガジェットで、加えて顔が表情豊かな電子ペットです。
pwnagotchiがやること
Wi-FiのWPA、WPA2にはアソシエーション、4ウェイハンドシェイクを行って暗号化の共通鍵を生成しますが
WPAやWPA2にはパスワードを知らない第三者でもこのハンドシェイクを傍受しておけばアクセスできる脆弱性が存在していて、その傍受したものを集めるガジェットです。道ゆく目に見えないWi-Fiと仲良くハンドシェイクを集めていく電子ペット、面白いです。
特徴
Wi-Fiを探査するにあたって、深層強化学習アルゴリズムを用いて効率よく探査します。
また、ハードウェアはRaspberry Pi Zero Wと同サイズの電子ペーパーディスプレイで構成された小さなガジェットです。そして一万円を切る低価格。
他にも、近くにpwnagotchi同士があると相互に通信するという機能もあり遊び心も十分です。
また、このガジェットはセキュリティの勉強のためで、攻撃に用いることはできない設計になっています。
製作
とても簡単に作れる時代になりました。raspberry piのようなシングルボードコンピューターのおかげで手軽に電子工作の道に挑戦できる時代になったと感じます。
必要なパーツ
- raspberry pi zero w(wh)
- Waveshare 2.13inch 250×122 電子ペーパーディスプレイ
- microSD (最低8GBくらい)
- 持ち運び用にモバイルバッテリーなどの電源
以上のシンプルな構成になります。
電子ペーパーディスプレイは、千石電商さんで筆者は購入しましたが解像度が212×104と書いてありましたが動作しています。型番は同じ模様
参考:https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-58WP
全て秋葉原へ行けば思い立ったその日に組める構成です。
これとは別に筆者はケースも買いました。
組み立て
上記の部品たちです。作り方は至って簡単で
電子ペーパーをraspberry pi zeroのピンに刺すだけでハードは完成します。
それから、公式サイトからOSをダウンロードして好きなソフトでSDに焼きます。
お勧めはBalenaEtcherです。確か公式も推奨しています。
そしてmicroSDを差し込み、電源を接続するとこのように起動します。
初回起動の時は5分ほどキーを生成するので電源を切らないように気をつけます。
たったこれだけの作業で一応動くのでシンプルです。設定ファイルを書き換えることで、スマホのBTテザリングなどを利用してインターネットに接続するなどの機能もありますが、細かい設定ファイル系は別の記事にしたいと思います。
電源ポートではない方にUSBを挿すとUSB経由でSSH通信が可能です。USBを接続してから、usb0の接続設定をIPv4で
アドレスを10.0.0.1
サブネットマスク255.255.255.0
ゲートウェイ10.0.0.1
DNS 8.8.8.8で接続可能です。
接続先はpi@10.0.0.2で、デフォルトパスワードはraspberryです。
またブラウザからも10.0.0.2でアクセスするとbettercapのログイン画面にアクセスできます。
ID、PASSはpwnagotchiになります。使うときに変更しておきましょう
完成
これで、初回起動は完成です。
なかなか面白いガジェットなので、ぜひ皆様もラズパイで何か作りたいけど何があるかな〜と思った方はお勧めします!
今回は再掲でまたじっくり資料を再度揃えて、設定なども最終的にまとまったものを記事にしていきたいと思います。
それでは!!
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